レインツリーの堆肥づくり その③

連日の灼熱の暑さのなか、レインツリー淵野辺では、冬にお客様のお庭に散布する堆肥の準備に大わらわです。

まず、最初に見て頂きたいのが、この処分枝の山。木々の枝は、夏場に大きく、長く成長しますが、今年の夏に各事業所のガーデナーさんが剪定して持ち帰った枝が、農場の一角にある剪定枝置場20m四方に山積みとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 


この枝を、葉っぱと枝に丹念に分け、葉っぱは雑草等と一緒にそのまま堆肥小屋の一番左側に収容します。枝は、専門のチッパー機で砕いたものを同じ場所にいれます。しかし、以前過去ブログ「レインツリーの堆肥づくり その②」でもお伝えしましたが、夏場のこの時期、左側の堆肥置場が7月下旬には満杯状態となり、上の写真のように、次々と伸びてくる雑草や
枝を粉砕したチップなどを入れられるスペースの余裕がなく、収納に不都合をきたすようになっていました。


そのため淵野辺事業所では、8月上旬より、利用者さんたちと、一輪車を使ってコツコツと左側の場所からの堆肥移動を開始し、8月28日現在で、下の写真のように、利用者さんの努力によって、ほぼ半分の堆肥を真ん中の場所と右端の場所に移動することかできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この作業は、猛暑の中、重い堆肥を運ぶのは体力的にたいへんですが、堆肥移動をすることで、切り返しと言って、圧縮して詰まった状態の堆肥内に新鮮な酸素を送り込み、微生物の働きを活性化させる堆肥作りに最も重要な作業です。

猛暑日の中では、滝のように湧き出る汗が目に入り、「目が開けられません」と作業ができなくなった利用者さんもいましたが、淵野辺のみんなが一致団結して、この難作業を乗り越えようとしています。

 

 

 

 

 


もうすぐしたら、気温も下がり、作業もしやすくなってきますが、段々、剪定枝がたまっていくので、そこまで待ってられません。2020年度も半年近くが経過し、この夏も枝処分のピークを迎えています。レインツリーでは、お客様の庭を元気にする堆肥作りを目指して、暑さにも負けずに、日々の作業に取り組んでいます。