レインツリーは、就労継続支援B型という障害福祉サービスです。
就労継続支援B型は、就職をしたけれどやめてしまった、就労移行支援等のサービスを受けて就労を目指したができなかったというような、現時点ではすぐに就労は難しいと思われる方が対象となります。
B型で、いつまでも安心してやりがいを持って働き続けるというのも選択肢の一つですが、企業に雇用されたいと願う方には、ハローワークの障害者専門求人で、ご自分の障害を相手企業様に知っていただいたうえで働くことをお勧めします。その場合、仕事内容はほとんどが軽度な肉体労働となります。
そのために必要なのは、まずご本人に支援者がいること。親族や友人ではありません。福祉サービス等の職員のことです。お一人で応募されてもまず採用されません。
就労系の福祉サービスなどの利用者で、企業が事業所から情報が得られたり、相談できることが最低限の条件になります。
そのうえでさらに、
- 休まないで通う体力がある。
- 指示通りに行うことができる。
- 失敗したり困ったりしたときに報告や相談ができる。
ということが必要です。
サービスを通じてできるようになること
- 作業所の一員として、安心して仕事をすることができます。
- スタッフと一緒に、将来の就労や自立に向けて、じっくりと準備することができます。
- 一定時間仕事をするための、体力、気力、集中力、持久力、責任感などが身につきます。
- 自分にできることと苦手なことを知り、どんな配慮をしてもらうと、もっとうまくできるようになるかを知ることができます。
- うまくいかないときに、支援者に相談することができるようになります。
就労継続支援 B 型は、一般就労が困難な方に、働く機会を提供するという福祉サービスで、下記のような特徴があります。
お給料が出ます
全国のB型事業所の平均工賃は、月額16,000円程度(平成30年度)です。
数千円というところから、5~6万円というところまであります。
それは、利用者の高齢化により地域活動支援センターのような居場所的なところもあれば、高い工賃を至上目標に挙げているところなど、事業所によって事情も方針も様々だからです。
レインツリーでは、高い工賃をお支払いできることに越したことはありませんが、工賃の額と作業内容、それに質の高い支援のバランスが大事と考えています。
社会の役に立っていると感じられるような作業内容と、仲間に受け入れられ支え合う環境、利用者の状態に応じた適切な配慮や支援といったものです。
そこでレインツリーでは、工賃の額を、能力や成果に応じて決めることをしません。
どんな障害の方でも比較的達成可能な、出席日数に応じて時給が上がっていく仕組みを取っています。
工賃とは?
就労継続支援 B 型では、利用者に工賃 ( お給料 ) を支給することが義務付けられています。
原則として、作業で得た対価 ( 収入 )- 作業を行うのに必要な支出 ( 経費 )=工賃総額となります。
こうして得た工賃の総額を、利用者全員に分配していますが、その方法はそれぞれの事業所が独自に決めています。
レインツリーの工賃について
レインツリーでは、時給の額を、能力や成果に応じて決めることをしません。
どんな障害の方でも比較的達成可能な、出席日数に応じて時給が上がっていく仕組みを取っています。
ひと月の出席日数 × ●円 × 作業した時間 + 手当 = ひと月の工賃 |
※手当とは、皆勤手当、精勤手当、ガーデニング手当など