レインツリーの堆肥づくり その②

レインツリーでは、ガーデニング作業で出た剪定枝や芝、雑草などと有機物を配合して、お客様のお庭に散布する堆肥作りを1年かけて作っています。

堆肥小屋では、3~5月に暖かくなって雑草や木々の枝も伸びてきたものを貯蔵する一番左の区分が手一杯になってきたことから、5月下旬から、真ん中区分(写真で作業している区分)にある熟成中の堆肥(昨年末作成開始)を利用者さんと一緒に一番右区分に移動させました。
この作業は、スコップで堆肥を掘り上げ、一輪車に乗せて1回づつ運ぶという、大変、労力と根気がいる作業です。
そして、灼熱の太陽。じりじりと肌に照り付ける暑さに耐えながら作業を行い、6月上旬に、ついに、真ん中区分が空っぽとなりました。

次は、左区分と真ん中区分の境の板を外し、左区分の底部に堆積している堆肥を丹念に掘り出して、真ん中区分に移動する難作業です。

この写真は、見づらいと思いますが、レインツリーの堆肥をねぐらにしているミミズ君です。うちのミミズ君は、大変、活動的で、堆肥の中から掘り出すと、前後左右に大きく体をくねらせながら、動いています。あたかも、連れたばかりの魚が、籠に入れられるのを嫌がるように大きく、ピチピチと飛び跳ねる様子に似ています。彼らが元気に枝などを大量に食べてくれれば、くれるほど、この堆肥は団粒構造になり、優れた堆肥になります。

 

2020年度の堆肥作りも1/4が過ぎました。レインツリーでは、お客様のお庭の樹々を元気にするため、利用者さんたちと、堆肥作りを真面目に、真剣に取り組んでいます。