レインツリーの堆肥つくり①

前にもご紹介しましたが、レインツリーでは、上溝事業所と淵野辺事業所が協力してガーデニング作業で出た剪定枝や芝、雑草などを、スタッフ手作りの堆肥小屋で、利用者の方々がお客様のお庭に散布する堆肥作りを作業として行っています。

この写真は、冬の日のある朝の事です。画像だと見づらいと思いますが、発酵状態にある堆肥の中は微生物分解により、信じられないでしょうが、中はあったかく、温度が40~50℃以上もあり、まわりにはホカホカと湯気が立っています。

堆肥小屋内の3つあるスペースのうち、剪定されたばかりの枝や雑草等は一番左に入れられますが、約4ヶ月後には、ひとつ右の部屋に移動されます。その移動の際に自重によって縮まった積層する堆肥内に新鮮な空気を送り込むことによって、微生物の活動は活発化して、分解発酵が促進されます。
さらに4ヶ月後、もう1回、右の部屋に堆肥を移動させ、切り返すことで再度新鮮な空気を取り込んで、微生物の力も強まり完熟した堆肥が出来上がります。
こうして、約1年かけてできた堆肥は、各事業所のガーデナーの皆さんが、お客様のお庭に運んでくれます。

最後の写真は、篩にかけられた2019年度に作られた最後の堆肥が、利用者さんの手によって袋詰めされ、すべての工程作業が終わりました。

とはいっても、2020年度の堆肥作りは、もう始まっています。
レインツリーでは、お客様のお庭の樹々を元気にするため、利用者さんたちと、堆肥作りを真面目に、真剣に取り組んでいます。